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海洋生物

先輩が、マグロを持ってやって来た! (母川回帰~2011年3月卒・NS君~)

クラゲの季節が始まりました。
気がつけば週末、海にいます。
クラゲ採集道具、長い柄のついた柄杓をもって漁港をうろついていると、
100%漁師さんに「何か獲れるんかい?」と聞かれます。
取ったクラゲを見せると「食えるんかい?」と聞かれます。
そうですよね。食べられないものを取る人、あまり見ませんものねぇ。
 
 
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
 
 
さて、先日、2011年3月に卒業したS原くんが、突然学校に遊びに来てくれました。
しかも、マグロのアラを持って!
 
S原くんは、札幌の中央卸売市場で卸売会社に勤めています。
鮪チームに所属していて、日々、鮪の仕入や販売をしています。
 
在学生にマグロのよさを知ってもらおうと、
カマと骨が付いた状態で持ってきてくれました。


 
骨の間の肉やカマ肉、色んな身を刺身にして学生に振舞ってくれました。
みんな美味しいと食べていましたし、魚に興味のある学生ばかりですから、
背骨の髄を触ってみたり、目玉を解剖してみたりと、
様々な角度からマグロに接していました。
 
後日、1年生に職業の話しをしてくれました。
まだまだシャイな1年生は、なかなか質問をしませんでしたが、
よく考えると昨年の今頃、2年生もそうだったな~と思います。
1年生の様子を見て、2年生の成長度合いを感じました。
そして、職業講話が終わると、やはりマグロを振舞ってくれました。


 
S原くんは市場という職場や魚を売る職業が水に合っているようで、
恐らく大変なこともたくさんあるのでしょうが、
楽しんで働いていました。
5月からセリ人になったみたいで、魚屋さんの声になっていました。
 
在学生に「挨拶は本当に大事だよ」など、社会に出るために役立つ話しもしてくれて、
岡本も助かりました。
 
 
 
社会に出るのは大変ですが、社会はとても自分を成長させてくれる所です。
卒業生の話しを聞くと、あらためて自分もまだまだ頑張らないと!と思います。
S原くん、2日も時間を割いてくれてありがとう。
また、市場の魅力を伝えに来てください。
その頃には、1年生もたくさん質問できるようになっていればいいですね。