豊平川さけ科学館で見学
2年生の食品学の授業で、魚の煮こごりの話をしていたら、
I田くんが「魚を煮たら、ネバネバになりました」と話しました。
何をしたらネバネバになるのか、気になって仕方ありません。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、1年生は先日、初めての校外実習として、
豊平川さけ科学館に見学実習に行ってきました。
豊平川さけ科学館は秋になると人工授精の実習でお世話になりますが、
その前に、見学をして札幌河川や館の概要、栽培漁業への理解を深めます。
まず、サケの生態について、パネルや剥製を見ながら説明を受けます。
続いて、サケ科の稚魚が一堂に会する場所へ。
やっぱり、生きている魚を前にすると、学生のテンションは上がるようです。
先日2年生がお世話になった、
尻別川のイトウを保護されているオビラメの会の感謝状がありました。
イトウ稚魚の育成にさけ科学館が関係していたようです。
今度は、サケ科魚類の成魚を見学します。
サケ科魚類は成魚も稚魚も見た目が似ているので、
岡本はいつも、区別するのに四苦八苦です。
クラゲならすぐに見分けられるのに。
今度は外に出て、飼育水の取水源の話などを聞きます。
てっきり、真横を流れている川から取水源なのかと思いきや、違うんですね。驚きです。
地下通路で見た成魚を、池から上見します。
イトウに餌をやっていただきましたが、大きいだけあって、ド迫力でした。
札幌市内の淡水魚を展示している場所も、テンションが上がる場所。
ちょうど、カエルにコオロギを餌としてあげている様子を見ることができました。
無茶苦茶可愛かったので、興味のある人はぜひ、訪れてみてください。
(入館無料ですよ)
秋に人工授精の実習でお世話になることもあり、
雌雄の違いや採卵の様子などを説明していただきました。
もちろん、今はサケがいませんから、ぬいぐるみでの説明なのですが、
成熟したサケ特有のブナ毛の肌目や、内臓の様子など、
ぬいぐるみなのに、ものすごくよく出来ていました。
入学後、初めてのレポート。
一生懸命書いてますね。
サケの皮で作った靴なども見せていただきました。
そして、
記念撮影をするY田くん。
これは、記念撮影用のパネルではなく、サケの重さを当てるフィギュアです。
でも、重さが実感できたでしょうから、良しとしましょう。
館の方の説明もよく聞いていましたし、
質問もたくさんしていて、よい実習だったと思います。
次は、みんな大好き、水族館へ!
どんな様子で実習を受けるのか、期待しています。