母川回帰～２０１５年３月卒・ＳＯくん～

今年３月に卒業したＯ田くんが、学校に遊びに来てくれました。
 
Ｏ田くんは現在、道南の水産加工会社に勤めています。
在学中は熱帯魚が大好きで、中でもベタに詳しく、
担当水槽の世話も一生懸命やってくれていたのを覚えています。
 
忙しい時期に新卒入社ということで、とても大変そうでしたが、
大変ながらも頑張りたいという気持ちが伝わってきました。
 
どの年代の卒業生にも言えますし、
岡本自身が新卒だった頃のことも思い出しますが、
新卒というのは、利点と大変さを兼ね備えた、唯一の時期です。
 
初めての社会人、初めての会社、人によっては初めての土地、初めての一人暮らし、
何もかもが初めてだらけです。
 
ただでさえ、初めての事って大変ですよね。
でも、新卒は初めてしかないといってもいいくらい、
たくさんの初めてがくっついています。
 
仕事に慣れなければいけない、人間関係も早く把握しなければならない、
一人暮らしでやることは盛りだくさん、
出身地から離れたら、気分転換に付き合ってくれる友人も最初はいない。
 
そう考えると、ちょっと憂鬱になりますが、
新卒にしかできないこともたくさんあります。
 
無心に頑張る姿勢、勢い、社会擦れしていない新鮮な視点、
可能性にかけてもらっているありがたさ。
知らない土地で新卒を始めるなら、考え方によっては、
何もかも新たにスタートできる良い機会です。
 
Ｏ田くんも、新卒の苦労を今は一生懸命克服しようとしていると思いますが、
ここを乗り切った時の人生経験は、きっと将来のかけがえのない宝物になるはずです。
 
今は新卒らしく、全ての事に１００％の力を注いでいると思いますが、
仕事にも会社にも、早く慣れてほしいと思います。
 
また機会があれば、学校に寄ってくださいね。
くれぐれも、健康に留意してください。