フードサイエンティスト研修
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
バイオ学科で
2年次に食品サイエンスを専攻する学生さんは
卒業と同時に「フードサイエンティスト」の称号(資格)を得るための
認定研修を受けました。
テーマは「発酵食品と健康」について
東京清栄大学の筒井先生にお話をしていただきました。
微生物を利用した発酵食品は
私たちにとって欠かすことのできないものばかりです。
蒸した大豆を藁に入れて保管したら
偶然、「納豆」ができた という話から
大豆そのものには、それほど含まれていないビタミンが
納豆になると、特にビタミンKが豊富に含まれるようになり
微生物の持つ酵素によって
大豆のタンパク質が分解されてアミノ酸ができるだけではなく
その微生物がビタミンも作っているというお話です。
(食品栄養成分表の資料を比較しています)
更に、納豆を食べることによって
私たちにもたらされる健康の話もありました。
腸内の悪玉菌を抑えるはたらきや
血液をサラサラにするはたらきや
骨粗しょう症を抑えるはたらきもあり
特に、牛乳が苦手で骨粗しょう症を気にしている私にとっては
納豆が救世主のように思えてきました。
この他、味噌やヨーグルトといった発酵食品の話や
腸内細菌の話もあり、改めて健康についても考えることできました。
認定研修を終えて、レポートも書きました。
食品専攻の学生さんの授業科目である
「微生物学」と「食品加工学」と「食品栄養学」とが
うまく結びついた とてもわかりやすい研修でした。
どの学生さんも
“納豆は臭いけれどすごい食品だ!”と絶賛していました。