マンガ“もやしもん”の世界へ
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
1年生の微生物学実習では
一番初めに、“微生物を目で見てみる”実験をします。
マンガ“もやしもん”では
主人公が、肉眼で微生物が見える(わかる)世界が展開しますが
時間をかけて、そんな世界を感じてもらいました。
空気中のゆっくり落ちてくる微生物を
培養して観察しましたが・・・
毎年、様々なトラブルが発生していますが
今年も屋外を調べるグループが
しばらく帰ってこない という事態に、若干心配しました。
無事 戻ってきて、培養した結果(1週間後)に
学生さんたちは驚いていました。
実は、例年よりはちょっと寂しい結果だったのですが
シャーレのスケッチをして
簡単なレポートをまとめてもらいました。
この測定は、グループごとで場所を選んでもらいましたが
やっぱり、今年もいました!
ただし、今年の結果は
全く菌のコロニー(集落)が見られず
「何か仕組んだのでは?」と、疑われてしまいました。
実は、菌がいないのではなく
今回の培養条件ではコロニーは確認できなかった だけです。
(過去に、我ながらショックを受ける結果もありました)
そして、今回も“選ばれし者”による
手のひらの微生物も培養してみました。
こちらはかなり衝撃的だったようです。
しかし、私たちの体(皮膚)は
常在菌によって、悪い菌の増殖から守られているので
この結果を「当たり前」と思ってください。
どんなに かっこいい人でも、
輝くほど 美しい人でも、必ず菌はついているのです。
安心してください。(きっと)守られているんですよ!