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バイオ

ミカンは甘かったが、実験は甘くはなかった

こんにちは
バイオ学科の山崎です。
 
先日、2年生の実習で
みかんの糖度を分析しました。
 
味覚試験用(味見)のミカンを残したいため
できるだけ少ない試料で、必死で果汁を絞り出していました(笑)

遠心分離機にかけるため
グループ同士で 沈管のバランスを取りました。

遠心機の使い方は、1年生の時にもやっていますが
久しぶりの操作ともあって、確認しながら行っていました。

 
沈殿をこわさないように、慎重に上澄みを取り

 
分析原液を調製しました。

還元性を示さない“ショ糖”は、加水分解して分析していきます。

分析試薬を順に加えて発色させて

 
吸光度を測定しました。

それほど難しい実験ではなかったのですが
どこで、どう誤ったのか・・・。
 
ありえない?“恐怖の値”が出てきたグループがあり
納得がいかない! ということで、延長戦に突入しました。

 
改めて、操作手順を確認しながら操作していくと

明らかに、先ほどとは違う手ごたえがあったようです。

結局、後始末も含め 夕方6時頃の終了となりました。
 
リベンジしたグループも 遅くまで大変でしたが
 
他のグループも、実習のサポートをしたり
洗い物の手伝いをしてくれて
最後までの残ってくれました。
 
グループを思いやる優しさに感動しましたが
 
やはり、何と言っても
初めからきちんと操作をしていたら
こんなに遅くにはならなかったのかな?
 
どんなに慣れた操作であっても
気を引き締めて取り組むことの重要性に 気づかされと思います。