酵母菌でボコボコにやられる! かも
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
夏休みも終わって、学校も再び にぎやかになりました。
が、この暑さも伴って、若干バテ気味です・・・。
さて、先日の微生物の実習では
試験菌のレベルアップをして、酵母菌を観察しました。
夏休みの前に、何度も細菌の観察をしてきたこともあって
あっという間に 酵母を発見していました。
代表的な酵母である「サッカロミセス・セレビシエ」は
アルコール発酵をする有名な酵母菌で
お酒やビールには欠かせない とっても大切な種類です。
そんな酵母を見つけるや否や
「ミッキー(ミッキーマウス)がいる!」と
隠れミッキーを見つけたような ハイテンションで観察していました。
酵母は一般的に出芽(“コブ”ができるような感じ)で増殖しますが、
出芽ではなく、分裂をする酵母「シゾサッカロミセス・ポンベ」も観察しました。
アフリカのお酒から分離された酵母ですが
顕微鏡でじっくりと観察していると
今にも分裂しそうなものもありました。
そして最後に、「カンジダ・ファマタ」です。
“カンジダ”と聞くと、病原菌を思い浮かべる人もいると思いますが
この菌は、そんなにひどい悪さはしません。
ちょっと食品を腐らせてしまうくらいです。
静かに観察していると、なんだか愛着すら湧いてくると思います。
そして、次回の実習のための培地づくりもお願いしました。
夏休みを挟んで 久しぶりの実習でしたが
休みボケ?もなく、スムーズに操作ができていたのは
素晴らしかったです!
ちなみに、酵母の一般的な増殖方法を聞かれたら・・・
“出芽”と答えられなければ
「“コブ”がでるほど、ボコボコにやられる」
と、覚えておいてください(笑)