校外実習その1~中央水産試験場の見学
蒸し暑かった北海道も、さすがにカラッと涼しい風が吹き始めました。
秋です。食欲の秋です。
ビールの美味さは半減しますが、日本酒の美味さが倍増します。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、先日、2年生は中央水産試験場へ見学に行きました。
中央水産試験場は、北海道の水産業・漁業について様々なことを研究する機関です。
まずは、試験場の概要や最近の研究についてお話しいただきました。
昨年とは違うお話として、
沿岸の藻場調査を、ドローンを使って解析するということを教えていただきました。
道路の測量などに使うという話は聞いたことがあったのですが、
海にも進出しているんですね。
続いて、試験場の1階に常設されている展示コーナーを見学。
北海道で栽培されている魚種や、試験場の研究成果をパネルで展示しています。
マツカワなどの魚がいますが、はく製ではなく、レプリカだそうで、
もの凄い技術だと思います。
続いて、
水産工学実験室へ。
ここには、造波装置などがあり、
水産試験場で大規模な造波装置を備えているのはとても珍しいことなのですが、
学生たちは滅多にお目にかかれないものに
対面してしていることは実感できているでしょうか。
続いて、
養殖技術開発室。
生き物がたくさんいる部屋なので、
魚好きな海洋の学生たちにとってはテンションの上がる場所となります。
ここでは、
ウニや、
ニシンや、
アワビなどが飼育されているのですが、
岡本的には、
源泉掛け流しならぬ、海水掛け流しの飼育が羨ましく、
給水や曝気の管が縦横にめぐらされている、
痒いところに手が届く的なシステムも羨望ものでした。
まあ、原始的で不便な飼育の方が応用が利くという意味では、
カギセンの飼育も悪くないと思いますが。
いつか、宝くじが当たったら、
活魚車と、臨海実験所を手に入れ、
海水掛け流しを!と妄想しています。
中央水試さまのご厚意で、毎年お邪魔させていただいていますが、
2年生が何気なく説明を聞けていることに、
1年半勉強した成果を密かに実感するのでした。
午後からは、積丹へ移動。
この続きは、次回のご報告です。