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海洋生物

Q.このコは、だぁ~れ?

さて、今月のクイズ、このコは、だぁ~れ?
今回も、プランクトン。
小樽で灯火採集した時にゲットしました。
岡本はプランクトン全般に大好物なのですが、
このコはウルトラ級に好物です。
 

このコの尾肢・尾節です。
さて、このパーツの単語で何類か分かったあ・な・た。
岡本と同族ですね。
 

このコの腹部と腹肢。
この辺ではまだ、見当をつけづらいでしょうか。


このコの胸肢。
胸部から右へと伸びているパーツが、
すでに最大級のヒントになっております。
 
そして、岡本的には、このパーツがたまらない。
有柄眼。 

細長すぎる頭胸甲の先に、
まるでピカソを彷彿とさせるような眼が、ちょこんと2つ付いています。
 
 
 
 
ヒント。
 
甲殻亜門軟甲綱。
ちょっと離れた類縁関係に「サクラ」エビがいるようですが、
頭胸部のピカソ画伯の部分を見てしまっては、
そんな真実はサクラ散る「ユメ」のごとし。
 
 
前回の答え。

ゾエア幼生でした。
甲殻類の仲間には、孵化後しばらく、
成体の姿を想像すらできないような幼生期を過ごすものがいます。
十脚目(エビ・カニなど)の多くは、
このようなゾエア幼生期をプランクトンとして過ごすものが多く、
特にカニのゾエア幼生は、背甲に尖がった棘を持つものも多く、
お茶目ポイントになっていますので、ぜひ、見かけた際は観察してみてください。