魚を美味しく頂いてみる、の訓練
1年生のH原くんに、「組長」と言われました。
意味が分からないので、
個人面談確定です。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、先日の2年生のフィッシング学Ⅱ&水産食品学の授業のこと。
実習室には、
鍋。
ネギもあります。
ここまでだと海洋生物学科らしさは0%ですが、
魚が登場すると、途端に海洋にいる気分100%になります。
岡本は魚に詳しくないのですが、
トウベツカジカという魚らしく、
釣りの講師の坂田先生が、知り合いの漁師さんから頂いてきたようです。
面構えの良い魚です。
魚が登場すると、
海洋の学生らしく、撮影会が始まります。
野菜をカット。
普段から料理しているか、一発でバレますね。
カジカも捌きます。
白い服のS見くん。
魚の処理は慣れていないようです。
一方、
チェック柄のK越くんは、
危なげない、無駄のない包丁捌きが素晴らしい。
クラスメイトによると、普段から家で捌いているようで、
正直、すごいなと思いました。
そうこうするうち、真打ちが登場。
黒い服のM浦くんは実家が漁師。
さすがでした。
真打ちに指南してもらい、
S見くんもスムーズに捌けるようになりました。
肝、美味そうです。
全部の材料を鍋に入れ、グツグツ。
出汁が出ていて、とても美味しい鍋でした。
みんなも満足したようです。
水産食品学では主に「加工」のことしか習いませんが、
普段の生活では、「料理」がメインです。
釣りをする学生も多いので、魚の種類のみならず、
魚を捌くことを学べて有意義だったのではないでしょうか。
前日の燻製の実習といい、
相変わらず学生の「動き」が気になる岡本は、
捌いている人も気になりますが、
座っている人の観察にも余念がありません。
働いたら、どんな動きをするようになるのでしょうか。
こんな時、色んな思いが沸き上がります。
無駄な苦労を背負い込まない人生を願っています。