燻しの味
休みの度に、海と熱帯魚ショップを巡ります。
そろそろ、散髪に行きたいです。
冬休みに行く予定ですが、きっと冬休みも海か熱帯魚ショップです。
髪の毛、どうなることやら。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、2年生は水産食品学という授業を受けています。
活きた魚が大好きな海洋の学生たちですが、
魚を食べることが好きな学生もいて、
特に魚の流通や加工といった職業に興味のある学生には欠かせない授業です。
いつもは座学ですが、この日は実習にしてみました。
水産物たち。
サケの切り身、竹輪、タラコ、キャペリン(カラフトシシャモ)。
まんま、美味しそうですが、ちょっと前に座学で習った、
「燻製」を実行してみます。
といっても、スモークハウスのような、加工屋さんにある本格的な設備はありませんから、
なんちゃって燻製です。
保存目的というよりは、調理と香り付けがメインですかね。
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まずは、サケの切り身にクレイジーソルトを振りかけて、
味を馴染ませておきます。
名前の通り、クレイジーなほどに振りかける班がありましたが、
ネットで検索すると、クレイジーは「あなたに夢中」という言葉からきているらしく、
きっと夢中になっていたのだなと思うことに。
鍋にサクラのチップを敷き、まずは竹輪から燻します。
この日は11月某日。
あんなに暑かった札幌も、冬の気配が漂い始めていましたが、
煙が充満して警報機がなったら大変だし、
他の学科から匂いの根源を追及される時差を作るためにも、
窓全開の扇風機フル稼働。
当然、実習室は寒風吹きすさぶ環境になりますから、
暖を取る学生もちらほら。
写真には写っていませんが、煙、もうもうと出ています。
そうこうするうちに、竹輪が燻し上がりました。
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カリントウにしか見えません。
色は、燻製の宿命です。
味がよければ、すべて良し。
竹輪で乾杯の班。
むしゃぶる班。
学生たちの総評は、概ね、好評だったようです。
続いて、シシャモ。
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こちらの感想は、美味しいと、普通に焼いた方が好き、に分かれました。
燻製は独特なので、好みが分かれます。
タラコも。
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熱したら、やや爆発してますが、
こちらも意見が割れていました。
最後に、サケの切り身。
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こちらは美味しいという意見が多かった気がします。
校長先生や理事長、色んな教職員の先生方にも試食していただきました。
(安い竹輪で申し訳ありません)
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風味付けがメインでしたので、
座学の加工理論は当てはまりませんが、
加工というものに少しでも興味関心を持ってもらえたでしょうか。
さてさて。
水産物のみならず、部屋中燻され、
数日間、燻製臭に包まれた実習室で、
岡本的には加工そのものより、
こういう時の学生の動きをリメンバー。
普段口の立つ人ほど、観察されてますからね。
社会に出てもそうですよ。
〇〇君。