みかんのシロップ漬けで乾杯!
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
冬休み前の食品加工実習で
みかんのシロップ漬けを加工しましたが、
(昨年12月1日のブログも見てくださいね)
みかんの甘さを、シロップの甘さになじませるため
1カ月ほど 大切にしまっておきました。
みかんの糖度は10%程度でしたが
出来上がりの糖度を16%になるように
漬けるシロップ濃度を計算して作っています。
さて、その結果は・・・
どちらも14%と、なんとか“ライトシロップ”(14~18%)
の範囲に収まりました。
例年、瓶の中で みかんがバラバラになって
“ツブツブジュース”状になることもありましたが
今年は、味良し! 形良し! 食感良し! ということで
お団子を加えて食べよう ということになりました。
さて、団子と言ってもいろいろあります。
うるち米(普段食べているご飯のお米)が原料の上新粉。
もち米からできている白玉粉。
一般的な片栗粉は、馬鈴薯(ジャガイモ)デンプンが原料です。
でんぷんは“アミロース”と“アミロペクチン”の
混ざりもの(混合物)なので
その含まれる割合で ヨウ素デンプン反応が異なります。
アミロースが含まれる 上新粉は青紫色に
アミロースが含まれない、アミロペクチン100%の白玉粉は
赤紫色になりました。
このアミロペクチンの割合が高いほど
「もちもちの食感」になります。
みかんにはやっぱり白玉粉でしょ! ということで
白玉団子を作りました。
今回は、十分納得できる出来だった ということもあって
タイミングが合わず
今までお会いできなかった校長先生に
今日こそ ぜひ食べていただきたい! となりました。
「おいしかった!」のお墨付きの言葉をいただいて
実習の成功を喜び、そして実習の疲れをねぎらう
“ご苦労さん会”をしていました。
最後の加工実習でしたが
終わり良ければ総て良し です。
お疲れ様でした!