ワカサギ釣り実習
こんにちは。
カギセンのスーパーサ〇ヤ人こと、海洋生物学科の馬場です。
今年度もあとわずかです。毎年そうですが、いろいろあった一年でした。
来年度は何が待ち受けているのか、「オラワクワクすっぞ!」と言いたいところですが、考えるとおなかが痛くなります。
さて、1月末、2年生はワカサギ釣りの実習に出かけました。
この日のために、フィッシング学の時間に竹を薄く削った竿を作ってきた2年生、これがカギセン生活最後の実習です。
これが竹を削った竿です。薄くペラペラになっているのでアタリがわかりやすいです。
ですが、朝からあいにくの吹雪。中止になるかと思うほどでしたが、何とか出発です。
雪道に慣れていない馬場は、運転しながらヒヤヒヤのピリピリでした。
今回の釣り場は茨戸川の一角です。すでに観光客向けのツアーのテントが並んでいました。
もちろん穴をあけるところから始めます。講師の坂田先生にドリルの使い方を教えてもらいます。
穴をあけたら仕掛けの準備です。
仕掛けは学生が自分で用意したものを使います。この寒い中、仕掛けをつけるのはもちろん、餌のサシをつけるのはもっと大変です。
準備ができたらさっそく釣り開始です。まずはワカサギのいるタナを探すことから始めます。
「ダブルは行進あり!(水曜どう〇しょう)」の言葉に俄然やる気を見せるのは、どうバカのM君。さて、行進はできるのでしょうか。
こちらは3本の竿でワカサギを狙うI君。
少し分かりにくいですが、穴3つに1本ずつ仕掛けを投入しています。
極寒の中、コマセを撒きつつアタリを待ちます。寒い中でじっと待つのは辛いです。
さて、今年の釣果やいかに。
最初に釣れたのは網走管内出身のY君。地元ではもっと大きな個体を釣っていたそうです。
その後もポツリポツリと釣れてきました。
昼食後、再開すぐに大物を釣り上げたS君。
ワカサギではなくウグイでした。よく竿を折らずに釣り上げましたね。
M君はこの日行進できませんでしたが、1匹ずつ釣っていました。
福岡出身のK君は初めての穴釣りで見事ワカサギを釣り上げました。
九州では体験できない釣りは、K君の思い出に残ったことでしょう。
3本の竿で挑戦したI君はこの釣果。見事な3刀流を披露していました。
時間が来たので後片付け。体もすっかり冷え切ってしまいました。
しかし、ワカサギを釣った後の楽しみといえば?答えは学校へ戻ってからです。
学校へ戻ると坂田先生がワカサギの天ぷらの準備をして下さいました。
毎年ありがとうございます。
きれいな色に揚がっていますね。ウグイを釣り上げたS君は岩塩と胡椒を砕いています。付けて食べるとこれまた美味。
皿に盛りつけて完成です。みんなおいしそうに食べていますね。
極寒の中、自分たちで釣ったワカサギは格別の味だったことでしょう。
カギセン生活最後の実習はいかがだったでしょうか。
この2年間で楽しいことや辛いことがたくさんあり、それを糧に成長してきた2年間だったと思います。
私と2年生とは1年間の付き合いでしたが、みんなから色々学ばせてもらいました。
特にみんなを見ていると、ダメと言われ悩んで、それでも這い上がっていく姿勢は見習わなければと思います。
今できないのは単にダメなのではなく、「まだまだ伸び代があるんだ」と前向きに考えて、学生を未来の水産技術者に育てていけるように、私自身も這い上がっていきます!
社会に出ると、みんなでワイワイ楽しむことはなかなかできないことです。
それでも辛くて心が折れそうなときは時間を作って友達に会って話をしてみてください。
同じカギセンの仲間と会えば、近況報告しあい楽しかった学生の頃を思い出して「また頑張ろう」という気持ちになれると思います。それが仲間というものです。
次に全員揃うのは卒業式ですね。それが最後となります。
別れを惜しみつつ、何事もなく笑顔で卒業式に来てくださいね。