バイオ・忍路臨海実習 ~ウニ編~
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
忍路の実習では
磯採集や海藻の標本の作製などの他に
ウニの発生を行いました。
ウニの口を取り除き
そこに0.55mol/L-KClを加えて、メス・オスの判別します。
そして、人工的に受精させて
受精膜が形成された “受精卵”の観察をしました。
受精後、動物極と植物極を結ぶ面で卵割が起こり
2つの割球からなる“2細胞期”
そして“4細胞期”と進みます。
“8細胞期”は赤道面で卵割起こり
“16細胞期”になると、ちょっと複雑になり
次のステージになると・・・。
スケッチするのも大変です。
そして気が付けば、
受精膜から飛び出して、コロコロ泳いでいました。
“胞胚期”に入っていて
“桑実胚期”を撮り逃してしまいました。
ここまでが、臨海実習でしたが
この胞胚期のウニを少し持ち帰って
学校で様子を見てみました。
“原腸胚期”を経て
“プルテウス幼生”の初期ぐらいまで観察できました。
毎年、ウニの発生実習をしていましたが
今年は 特に寒かったせいなのか?
それとも、“やんちゃ”なことをしない学生ばかりだったのか?
今まで なかなかできなかった
発生の記録を写真に撮ることができました。