発酵と微生物(フードサイエンティスト研修)
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
2年生の食品サイエンス専攻では
毎年「フードサイエンティスト」という資格の
認定研修があります。
研修テーマには
「食品加工に見られる日本人の知恵」の他に
「遺伝子組換え食品の問題点」や
「食品の安全性について」など
25もあるテーマの中から
今年は「発酵と微生物」について
九州にある別府大学の先生をお招きして
講義をしていただきました。
食品サイエンス専攻、ということもあって
“発酵”と聞くと
発酵食品ばかりが浮かんできたようですが
“生きているが培養できない”といった
極限環境微生物の話や
納豆菌のネバネバ成分を結晶化した
“ポリグルタミン酸”による水質浄化の実例や
遺伝子組換えによる、微生物農薬など
様々な形での「発酵と微生物」について
お話していただきました。
講義終了後には
遺伝子専攻の学生さんたちも
「食品に限らない話だったら、一緒に聴きたかった」
と話していました。
講義の中では・・・
1年生の微生物実習でも使用している
“アスペルギルス・オリゼ”(A.オリゼー)の他
“A.カワチ”(白コウジカビ)や
“A.リュウキュウエンシス”(泡盛コウジカビ)を
見せていただきました。
プレートに びっしり広がったカビを見て
きっと私が一番興奮していたと思います!