バランスとって、からの遠心分離操作
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
微生物実習で、遠心分離によって
段階的に細胞の構成物質を抽出する実験をしました。
材料は酵母です。
乳鉢、乳棒で酵母をすりつぶします。
よく、調理器具の“すり鉢”と間違える人もいますが
使用するのは、実験器具の“乳鉢”です。
酵母(細胞)内の物質を抽出しやすくするため
試薬も加えて、さらにすりつぶします。
「これでもかぁ~!」と
しっかりすりつぶしたところで
遠沈管に移して、バランスをとって
遠心分離という操作をします。
遠心力によって
密度の差で、物質を沈殿と上澄みに分けていきます。
「きちんとバランスをとらないと、大変なことになる!」
と、説明をしたこともあって
また、今回の実験で
遠沈管1本を 遠心機内で破損したこともあって(泣)
慎重に、慎重に、操作をしていました。
遠心分離で得られた上澄みや 沈殿に
試薬を加えたり、加熱したりと操作して
再び 遠心分離機で遠心します。
何度も遠心操作を行って
“炭水化物”や“タンパク質”、“核酸”などの
抽出した物質を 定性的に確認しました。
回転時に異常音が聞こえたりもして・・・
ハラハラした実習となりましたが
何とか結果も出して、無事終了。
操作方法にも慣れ
遠心分離について、しっかり学べたことと思います。