偶然、卒業生に！

8月の夏休みのことです。
 
ある団体が主催する“衛生微生物研修会”のため
バイオの実験室を3日間ほど　使っていただく機会がありました。
 
座学の他に
 
培地の作成や試料の作成、培養、計測、顕微鏡観察など
様々な研修を実施していました。
 
その研修会で、偶然、10年前に卒業したH君に会いました。
偶然とはいえ、本当にびっくりです！

卒業後は、遺伝子系の会社に就職しましたが
一身上の都合で転職し、
 
現在は、北海道を代表する大手菓子メーカーで
品質管理の仕事をしています。
 
「学生の時に食品を専攻しておけば」と
思うこともあったそうですが
 
「広くバイオをやったから今がある」
とも話していました。
 
そして、さらに偶然ですが
座学でH君の隣に座っていた人も
今年3月に卒業した　食品専攻のS君でした。

S君は、大手パンメーカーに就職し
3か月の研修を経て、彼も品質管理職として働いています。
 
これも何かの“縁”。
 
3人で一緒に、学生の頃の話をしました。
 
卒業したばかりのS君は
昨日のことのように　懐かしい話をするも
 
H君にとっては　10年も前の話で
なんとなく覚えているような、いないような。

途中からは
「水分定量が」、「クレーム対応が」、「HACCPが」など
食品業界ならではの話題もありました。

研修会で初めて会った、H先輩と　後輩S君。
 
どこで、そしてどんな形で　
人と人とが繋がっていくのか、
偶然の出会いに　うれしく思いました。
 
ちなみに、「全然変わらないですね」の言葉に
お世辞とわかっていても
つい、その気になってしまう自分がいました･･･。