鞭毛を顕微鏡で見てみよう!
1年生の微生物実習では
細菌の顕微鏡観察を行っていますが
今回は、難易度の高い
「鞭毛染色による観察」を行いました。
細菌の運動器官である鞭毛は
“ミリメートル”(mm)の1/1000である“マイクロメートル”(μm)の
更に1/1000である“ナノメートル”(nm)という単位になるので
光学顕微鏡で観察するためには
媒染剤で鞭毛を太くして観察します。
しかし、鞭毛はとても繊細なので
染色(媒染)操作も、いつも以上に慎重に行います。
うまく鞭毛が観察できるのか・・・ !?
丁寧にじっくり探してみると
細菌の周りに糸状のものが見える所があります。
観察する眼が
慣れてこないと見落としてしまいそうですが
これぞ まさに鞭毛です。
(S・H君のプレパラート)
どうせ うまくいかないだろう と思いながら
染色操作をしたS・Nさんのプレパラートも
以外にも はっきりと鞭毛が観察できました。
(S・Nさんのプレパラート)
鞭毛が 有るようで、無さそうで・・・
スケッチに適した場所を探すのに苦労したと思いますが
実は、結構鞭毛を見ることが出来ました。
(K・Kさんのプレパラート)
この難しい鞭毛染色をクリアしたら
次回は、最後の細菌観察となる“芽胞染色”です!