臨海実習、トゲなしウニ
磯採集で、2人が波に飲まれてしまい
早々に次の実習
「ウニの発生」の準備をすることにしました。
毎年、海中に沈めているプラケースから
材料のウニを持ってくるのですが
激しい波のため ケース内でぶつかり合ったからか
大事な棘のない“丸坊主”のウニがいくつもありました。
棘がないと 移動ができない上に
岩などにへばり付くための 管足も切れていたので
傷みまくり状態です。
まずは、元気そうな 棘のあるウニの中から
メスを探していきました。
しかしながら、今回はオスが多く
グループによっては、オスばかりで
とうとう、衰弱しきった“トゲなしウニ”も
使ってみることになりました。
なんとか オス・メスを確保することができ
顕微鏡で観察する段階になりました。
未受精卵から、受精膜が上がる様子を観察し
受精卵の観察とスケッチをしました。
2細胞期、4細胞期・・・ と、順調に進んでいく中で
「どのステージまで スケッチするんですか?」
「何時まで スケッチするんですか?」
時間とともに
段々と複雑に進んでいく“卵割”に
自分たちの “自由時間”と“睡眠時間”が
気になって仕方のない学生たちでした。
(つづく)