食品の品質管理(職業講話)
バイオ学科の職業指導では
遺伝子・生化学系の職業講話に続いて
食品系の方にも お話をしていただいています。
お招きした先生の 会社名を聞いてもわからない・・・ ?
かもしれませんが
業務用の製品を作っている会社なので、
具体的なものをいくつか聞くと
実は意外と身近な会社であることを知ります。
さて、私たちが当たり前に思っている
“食の安心・安全”は
誰が、どのように守っているのでしょうか?
それは、そのための国が定めるルールや
企業独自のルール(自社基準)で管理されています。
人の命にも関わる“食の安心・安全”は
作る側(製造)が、そのルールを守り
「安全な製品であること」 と合わせて
「安定した製品であること」 を確かめることが
品質管理の仕事になります。
講話では、実際に微生物検査で使われている
乾式の簡易培地なども見せてもらいました。
もちろん 会社によっても異なりますが
品質管理のお仕事には、微生物検査だけではなく
賞味期限の設定
食品表示の作成
商品カルテとも呼ばれる“商品規格書”の作成
開発のお手伝い などなど。
また、来年4月から完全実施される
食品表示のお話もありました。
講話の後、「青い絆創膏」の話になり
見慣れないショッキングな青色に、学生たちは驚いていました。
万が一、製品に混入しても 目立つための青色で、
金属探知機にも反応する絆創膏なんですよ。