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海洋生物

校外実習~乗船実習~

今年最後のキャンプをしました。
夜、息が白い中、炭を熾(おこ)しました。
もはや、キャンプというよりは、何かの訓練みたいでした。
 
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
 
さて、海洋生物学科の2年生は中央水試の見学後、
積丹へ移動して乗船実習をしました。
 
海洋調査の仕事を希望する学生もいたりしますので、
やはり実施しておきたい実習です。
 
 
まず、何をしたかというと、

腹ごしらえ。腹が減っては仕事はできません。
 
食後は、海洋調査のポイントや、心構えを講義していただきます。

「ちゃんと意識を持って測定しないと、もし事務所に帰って数値に疑問が湧いたとしても、
その日、その時のデータは二度と取れません」
 
いつもながら、調査系の仕事に就かなくとも役に立つお話をしていただくので、
乗船実習は欠かせない実習です。
 
今やっていることに意識を持つ。
 
学生たちが、
ただ学校に来て、ただ言われたことをやらされているとういう意識ではありませんように。
 
そして、いよいよ乗船。

バンドーン採水器の使い方を教えていただきます。

ある一定水深の水を汲むのに、とても優れた器具です。

水深ごとの水温と塩分濃度を測定します。
 

 

この時も、作業をする上で、声をかける重要性などを教えてもらいました。
これは、校内で実験する時も同じことが言えます。
もっと言えば、社会に出ても必要な事柄です。
 
またまた、どんな仕事に就こうとも役に立つことを教わりました。
 
そして、下船後、

数名の学生が船酔いでやられていました。
 
 
 
学生の実習の様子を見ると、
2年生になって、1年半の勉強の蓄積が形になったんだなぁと思いました。
知識だけではなく、見学・実習の様子も、
社会人になる準備を整えつつあるんだと思える内容でした。
まだまだ、自分が社会に出る主役なんだという気持ちを持っている学生が少ないですが、
これから卒業までの半年、自分やクラスメイト、後輩、授業について何を思うのか、
そしてカギセンに来て良かったと思える自分に、自身を仕上げられるのか、
期待を持って見守りたいと思います。