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自動二輪

恒例!!塗装完成展覧会 その2 タンクも見てチョーダイ!

みなさんこんにちは、年明けからの大雪の雪かきでもう疲れ果てた研究科担任Yです。そうは言いながらも、そろそろ年度終了が近づいてきましたからね。冬休みを満喫した人も、アルバイトで忙しかった人も、無事成人式を終えた人も、いよいよ今年度も残すところ後僅か、遣り残したことが無いように、がんばっていきましょう!
 
それでは、新年二回目の今回は前回に引き続き塗装展覧会のタンク部門です。
塗装実習が始まってから各々最初の作品になるものですが、各個人の個性が際立つ一品が揃っていますので乞うご期待!!
 
それでは、まず一個目!!

まぁ、デザインに関してはあまり多くを語れませんが、やってることは半端無いです。写真だと黒一色に見えると思いますが、実際に見ると通常とは逆手順ですがシルバーの上からブラックラップ塗装を施しています。葉っぱも全部塗装で仕上げていて、クリヤを中研ぎすることで、表面の凸凹感を極力排除しています。ちなみに、このタンクのデザインはあくまでデザイン上のものなので勘違いしないように!!
在校生アンケートランク第2位の作品です。
 

七つの星が刻まれたタンクッ!おまえはもう死・・・! はいっ セブンスターですね。何年か前に鈴鹿8耐でも走っていたので、イメージ付きやすいですね。そうですねぇその昔は、レーシングマシンのメインスポンサーといえば、シガレットメーカーだったんですが、いまはエナジードリンクですからねぇ。Yにとっては色々と考えさせられるデザインです。
 

真っ黒っ!ではありませんピカピカと光るタンクの中で異彩を放つ渋いたたずまい。グロスとセミグロスを使い分けているあたり、難しい挑戦をしているデザインです。セミグロス部分の塗装処理を誤ると淵が際立ってしまうんですね。うーん、磨きたいけど磨けない。
 

写真で見えるキャンディレッド部分はタンクの素材を生かし、金属表面をヘアライン仕上げした後、キャンディレッドを直に吹いています。反対側は更に違った意匠とすることで、左右非対称とした非常に見ごたえのあるデザインに仕上がっています。実際に黒く見える部分も左右と上部で塗り分け、上部はブラックから、ダークバイオレットへのグラデーション処理をしています。
在校生アンケート第1位の作品です。

 

今にも山を登りたくなるようなロゴの入ったデザインです。写真で見えている赤い部分は、キャンディレッドの明度を落とすように調色し、反対側はスモーク塗装により、ぱっと見は黒く見えますが、中が透けているように再現しています。見てるだけで、Yも早く夏のアウトドアを楽しみたくなってきました!!
 

言わずもがな、某有名アニメが原案のデザインです。実際に鈴鹿8耐にも参戦している車両があるので、レーシングマシンとしても認知度があるかも知れませんね。今回はただ再現するということではなく、紫部分をラップ塗装したり、緑部分をキャンディ塗装で再現し、全体をクリヤーで凹凸がなくなるまで塗っては磨くという、手間隙のかかることにもチャレンジしています。
 

本当は反対側をお見せしたいところですが、本人たっての要望でこちら側がメインとなりました。全体としては、キャンディレッドをダークよりに調色したもので仕上げ、フレア部分をエアブラシによるぼかしで再現していたり、右側のナンバー部分にシルバーフレークを吹くなどして、非常に凝ったデザインに挑戦しました。
在校生アンケート第3位の作品です。
 
以上7種類のタンクが仕上がったわけですが、今回は7個中5個のタンクがキャンディ塗装をベースにしているという難しい塗装にチャレンジしてきました。
今年もそれぞれに色々と参考になる塗装法が山ほどあり、Yも大変楽しませて貰いました。今後の研究科に進学を決めている学生達にも良い刺激になったのではないかなぁと!相変わらず、塗装は奥深いですね!それでは!!

 

                                              研究科担任Y