ベタの繁殖
2年生の私に対する扱いが、ちょっと違っている気がします。
「ゴキブリがさぁ、」と話し始めると、
「食べるんですか!」と返ってきます。
言っておきますが、そこそこのグルメ(自称)ですけど。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、2年生の授業に、観賞魚増殖実習という授業があります。
名前のとおりの授業ですが、毎年、ベタという魚の繁殖から開始します。
ベタ。
別名、闘魚とも呼ばれますが、
別名とは違って、様々な色合いでヒラヒラとした鰭から優雅な感じの魚です。
仕入れてきたベタの一部。
ベタは表現できない色はないと言われるほど、色合いが多様で、
体の形もハーフムーン、プラガット、ダブルテール、クラウンテール、ダンボイヤーなど、
品種改良の盛んな種類でもあります。
闘魚と言われる所以は、小さな水槽にオス同士を同居させると、
死闘を繰り広げるくらいのケンカをするためです。
オスは個別に飼育するしかありませんが、
ラビリンス器官と呼ばれる呼吸補助器官を持っているため、酸欠になりにくく、
よって小さなビンなどで飼育されることになります。
岡本的には、魚には珍しく表情の豊かさも気になるところです。
今年は、ベタ博士、O田くんがいるので、何チームかは繁殖に成功してくれるでしょう。
いえ、成功してくれなくては。
7月の学校祭で模擬店販売できなくなりますから。
今年はみんな、よく観察してるようなので、成功を祈っています。