中央水産試験場で見学実習
お酒を止めなければ、死にますよ、
とお医者さんに言われたら、迷わず、本望ですと答えます。
だって、飲まないと精神が死んでしまいますから。
そして言っておきますが、断じてアルコール中毒ではありません。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、先日、2年生は校外実習に行ってきました。
この日はなかなかのハードスケジュールなのですが、
まずは午前中、余市の中央水産試験場に見学に行きました。
中央水産試験場は、石狩・後志海域の資源調査などをしたり、
全道の水産試験場と連携をとって調査したり、
食品加工や高品質食品の開発をしたりと、
水産関係の調査研究を行っている公的機関です。
聞くからに難しそうですが、さて、学生達は見学して、何を思うでしょう。
まず、試験場の概要を説明してもらいます。
続いて、展示コーナーへ移動して、
北海道の水産資源や中央水試の研究について説明を受けます。
ここに展示されているマツカワなどは、剥製ではなく、レプリカです。
職員の方が手作りされているそうで、本物と見まがうくらいすごいです。
授業で習ったばかりのコンブも説明を受けました。
コンブをよく食べる都道府県、言えましたよね?
ふ化放流の成果として、ニシンも説明していただきました。
色んな先生から何度も聞いた「系群」。日常用語になりましたか?
そして、各実験室の案内をしてただきました。
水産工学実験室。
造波装置などがあります。
操作するだけで、相当なコストがかかるらしく、通常は動いていませんが、
水産試験場で持っている施設は全国的にもとても珍しいようです。
加工試験室。
タコのヌメリを取るのに洗濯機をよく使うお話などもしていただき、
学生達は全ての機械に興味津々でしたが、
タイムリーにも先日、学校でサケの燻製を作ったばかりでしたので、
燻製を作る機械を見て、「先生、これ、学校で買いましょう!」
と言われました。
中央水試様が持つ機械を、恐れ多くて持てません・・・
養殖技術開発室。
毎年、魚好きの学生達にはテンションが上がる所です。
アワビがいたり、
人懐っこいマツカワがいたり、生き物で一杯です。
岡本的には、海水掛け流しの飼育システムがうらやましく、
宝くじが当たったら・・・と、妄想してしまいました。
インターンシップに行った学生達は、残念ながら出席できませんでしたが、
みんな、とてもよく見学していたと思います。
何より、T代くんがポツリと、
「話しが分かるのが怖いよな」と言ったのが嬉しかったですね。
2年生がまだ、入学してきたばかりのころは、日頃の勉強も、試験も、
不安やら苦情やら文句やら諦めやら、色んな事を言っていたのを思い出しますが、
1年半くらい経つと、研究機関の方の専門のお話が理解できるようになったんですね。
日々の積み重ね、みんなの頑張りを実感します。
卒業まであと半年ほど。
みんな、卒業と就職活動を頑張って欲しいと思います。
午後からは積丹へ移動。
続きは後日。