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海洋生物

臨海実習・初日

プロ野球ファンとしては、この季節、
CS、日本シリーズと目が離せませんが、
もうすぐシーズンオフになると思うと淋しさで一杯です。
ビール飲みながらナイターを見られなくなりますから。
 
 
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
 
 
さて、先日、1年生は臨海実習に行ってきました。
悪天候で中止になりまくっていた校外実習。
久しぶりの外です。
学生は知りませんが、外というだけで岡本的にはテンションマックスです。
 
毎年宿泊実習だった忍路の北大臨海実験所。
今年は初めて、2日連続日帰りコースで行って来ました。
岡本としては、夜間の灯火採集ができなくて、とても残念でしたが、
海に行けるので、落ち込んでもいられません。
 
まず、到着してすぐに、顕微鏡をセットします。

 
続いて、接眼ミクロメーターと対物ミクロメーターという、
ちっちゃいものを測る定規をセットします。
 
これを読み取るのが毎年苦労していたのですが、
今年は事前に資料を渡していたせいか、みんな、すんなりと読めたようです。
むしろ、ピントを合わせる方が苦労するとは思いませんでした。

 
続いて、ウニの殻径を測定するための、ノギスという便利な定規の使い方を習います。


 
そして、いよいよ、ウニの登場。
 

まずは、重さを測ります。

 
続いて、はさみで何をするかというと、

 

棘を散髪します。
殻径を測り、ウニが5つのパーツから成り立っていることも確認したら、
 

いよいよ、放卵と放精です。
今年は、数個体のオスと、ただ1匹のメスだけで人工授精を行うことに。
お願いです! 受精能がありますように!


 
残念ながら、精子を混合し、1個体の卵を使ったのですが、
受精はしませんでした。
この場合、卵の受精能がなかった可能性が高いですね。
 
例年であれば、

 放卵と、


 放精、


 未受精卵と、


 受精膜ができた受精卵が観察できていたのですが・・・
まあ、1個体ずつで受精するとリスクが高いということを、
身を持って実感できたでしょう。
 
でも、お弁当は楽しそうに食べていました。

この日はこれで、撤収。
翌日は、楽しい楽しい、磯採集。
予報は、雨。
 
さて、どうなることやら。
続きはまた後日。