臨海実習・2日目
教科のテキストが一つ、パソコンで壊れました。
発狂しそうです。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、先日、1年生は小樽の忍路に臨海実習に行き、
ウニの人工授精をして、受精せず、
というところまでお伝えしたかと思います。
そして2日目。
前日の天気予報は雨でしたが、
雷雨や波浪がなければ、何が何でも磯に出てもらう予定でいました。
忍路に到着し、奇跡的に雨が上がっていました。
管理人さんからも「さっきまで、土砂降りだったんですよ」と言われ、
1年生に初めて運が向いてきたことを感じました。
まず、磯に出る注意と、磯に出てやる課題を説明。
そして、ズボンと長靴が合体したような胴長をはいて、磯へ出てもらいました。
ただ、磯をガサガサするわけではありません。
海藻の採集と、
(~類みたいな)分類的に3つ以上の動物を採集するよう課題を出したのですが、
磯採集というものに慣れていない学生が多く、
(あたり前ですね)
生き物のいそうなポイントが、探しきれない様子でした。
砂の中、岩の裏、海藻の表面、海藻の根部、船のロープなど、
色んな場所に生き物がいるんですけどね。
採集してきた海藻は、
乾燥標本(押し葉標本)にして学校に持ち帰りましたが、
動物は、甲殻類などに分けて観察した後、リリースしました。
年によっては、ウミウシがいたり、ツメタイガイがいたり、ホヤがいたり、
ヤガラやヨウジウオがいた年もありましたっけ。
今年は、メジャーな生き物がたくさん採れた感じでした。
一通り、磯採集の楽しさ(と難しさ)を感じてもらったところで、
楽しいお弁当の時間です。
お昼を食べたら、水族館へ移動。
バックヤードツアーのお話は、また後日。