パルナス蒸留
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
2年生の分析化学実習では
ケルダール分解、パルナス蒸留、逆滴定を行う
「粗脂肪の定量」を実習しました。
特に、パルナス蒸留では
大がかりな蒸留装置を組み立てるので
しっかり説明を聞いて、装置を組み立てないと
大きな事故につながりかねません。
装置の準備ができたら、ブランクとサンプルの蒸留です。
真空ビンにサンプルや試薬を流し込むので
装置の組み立て方で、操作に苦労するグループもありましが
しっかりグループのメンバーがカバーしてくれていました。
蒸留をするたびに、逆流させて真空ビンを洗浄しますが
慣れるまでは、確認しながらの操作でした。
そして、蒸留で回収した三角フラスコの液体を
0.1-NaOHで滴定しました。
指示薬で紫色になっている溶液が
きれいな緑色になるまで滴定します。
今回の実験では、食品を使って分析したので
その食品の成分表の値と、実験の結果による値とを比べて
実験がうまく行ったのかを 考察してもらいました。
「やる時は やるよ!」と
M君が、笑顔で実習を締めくくってくれました。