そこに山があるからさ
【20150709 晴れ】
さあ今日はいよいよ富良野岳登山です。
本日ぴっかぴかの晴天。
実は2年前の実習では、悪天候と寒さで登山を途中で断念するという苦い経験があるそうなのですが、
今日はその心配はなさそうです。
一路頂上を目指し出発です。
まだまだ開けて歩きやすい登山道。むきむき登ります。
見えてまいりました安政火口。火口自体はもう少し先ですが。
ここから南西の富良野岳へ向かうルートに分岐。
ここでちょっと一休み。
ごろごろと火山感出てます。
十勝岳は活火山。いまだに火口からは噴気が立ち上り、過去には泥流による大きな被害がありました。
まだまだ元気です。
ここから少しずつ道が狭く、大きな石も出てきます。
尾根を越えると
見えてきました富良野岳。
「えー!あそこまでいくのぉ~?まだまだじゃ~ん!」
そうです、まだまだです。
いまだ雪残る沢をトラバース。
途中、開けた場所があれば休憩を取ります。
水分、塩分、糖分補給。無理をしないことは登山では大切なことです。
緑の濃いところはハイマツ、薄いところはウラジロナナカマド。
低木のほとんどがこの2種です。
妙なロケを行う人たち。険しい山感出してますけど後ろから見るとバレバレ。
本人いわく「疲れたわけではない、流れを見ていた」とのこと。
ここから斜面を横切る長いルート。
道が細いので列を乱さずに。
富良野の雄大な景色をバシバシ写真に収めます。
メモリ・バッテリーが尽きるまで。
尾根まで登ったらここから最後の山頂アタック。
下の斜面にはエゾノハクサンイチゲのお花畑が広がります。
細く険しい岩場を慎重に登り詰めれば……
やりました!富良野岳登頂成功です!
いつものスポーツドリンクも今日は一味違います。
自然と笑顔もこぼれます。
最高の景色をおかずに頬張るおにぎりは格別です。
バッテリー終了。
ちーん。
彼はカムイになりました。
さて登ったからには下りなければなりません。
登りよりも慎重に。
登山における事故やけがは大半が下山時に発生します。
野外活動においてはけがをしないことも大切なこと。
全員無事に下山することができ、富良野岳登山は大成功に終えることが出来ました。
途中キツい山道を超えたことや、登頂の達成感は、今後の自信につながる事でしょう。
登頂を終え、青年交流の家に帰ってきてみんなへろへろりかと思いきや……
若さって……