知らず知らず? 酵母に話しかけている・・・
こんにちは
バイオ学科の山崎です。
夏休み前まで、微生物学実習では
大腸菌や枯草菌などの細菌(バクテリア)の
顕微鏡観察をしてきました。
100倍の対物レンズで、やっと確認できるような
小さな相手を顕微鏡で捉えてきたのです。
そして、夏休みが明けた現在
より大きな微生物、「酵母」を扱っています。
スライドグラスの取り扱いも、すっかり慣れたようです。
スライドグラスに菌を取ることを「釣菌(ちょうきん)」
といいますが、取りすぎないようにするのがポイントです。
バクテリアの時には使用しなかった
“カバーグラス”も 酵母では使用します。
酵母が落ち着くのを待って
40倍まで ゆっくり対物レンズを上げていきます。
卵のような形の酵母と、細長い酵母の2種類の
大きさ・長さを測ってもらいました。
↓接眼ミクロメーター
↓対物ミクロメーター
今回の2種類を混合したサンプルは、
一度 別々に観察しているので
卵形が“セレビシエ”で、
円筒形が“ポンべ”だ と
学生さんたちは ちゃんとわかっているはず(?) です。
「やばい、酵母が攻めてくる」
「逃げるな 酵母! 頼むから行かないでくれぇ」 と
怪しいつぶやきが聞こえてきて
つい私も笑ってしましますが
小さな生き物と格闘している1年生たちは
真剣そのものでした。