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海洋生物

宿泊実習その2~アユの人工授精~

水族館を舞台にしたドラマだというので、とりあえず録画。
見始めて10分で恋愛ものだと分かり、消去。
つくづく、自分の性格を考えてしまいます・・・
 
 
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
 
 
さて、フライフィッシングを終えた1年生。
黒松内へと移動しました。
雨は降っていませんでしたが、相変わらず強風は続き、
不安な気持ちで運転します。
 
例年、夜は成熟したアユを捕獲する転がし釣りを体験させていただいています。
アユは光があると散ってしまうらしく、
一人ずつ、真っ暗な川の中で背丈より長い竿を持ち、
いっぱい針の付いた仕掛けを振り回すという、
なかなかスリリングな体験なのですが、
案の定、強風のため、針がいっぱいの竿をど素人が振り回すのは危険ということで、
中止になってしまいました。
 
ゆったりと過ごし、翌朝5時半起床。


アユの孵化場へ行きました。
 

組合長様から転がし釣りの竿と仕掛けを見せていただきます。
 
その傍らでは、

組合の方たちが採卵と採精をして、学生の人工授精の準備をしていただいています。
例年、学生の勉強のためにと夜通し成熟した親魚を確保していただいていますが、
ありがたい、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
 
ほかにも、

 雌雄の見分け方も教えていただきました。


触っても違いが分かるそうで、
暗闇で釣っても、触ればオスかメスかわかるそうです。


 受精卵はシュロの繊維に付けます。
 

 

一人ずつ、人工授精をさせていただきました。


帰りに、かまぼこ工場を見学。
 
 
 
今回の実習では、一瞬だけ夜、騒がしかったですが、
概ね良い実習だったかなと思います。
知識と技術を得ること、集団で行動すること、全クラスメイトを意識すること、
全てに力を注げていたなら、きっと就職活動にもつながっていくことでしょう。
 
さて、次は臨海実習。
どんな実習になることでしょう。