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海洋生物

日本の伝統食

アイランド、と聞くと、南国の島ではなく、札幌の熱帯魚ショップが頭に出てきます。
アクアと聞くと、車ではなく、水槽が出てきます。
完全に、職業病です。
 
 
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
 
 
さて、2年生の授業に、水産食品学というのがあります。
熱帯魚好き、釣り好き、水族館好きに一見関係ない授業にみえますが、
海洋生物学科では魚から産業まで、幅広く勉強しますので、
このような授業もあるのです。
現在は、鰹節を習っていますが、
冒頭で、日本古来の水産食品について話した中に、
「馴れ寿司(熟れ寿司)」というのがあったので、
帰省したついでに、馴れ寿司の代表格である、琵琶湖名産の鮒寿司を買ってきました。
 

なんか、美味しそうです。


シンプル。
米と塩だけで乳酸発酵させた、
昔の人の知恵の結晶である保存食です。
 
滅多に食べられるものではありませんので、試食してみました。
 

 

みんな、最強の声高い、水産発酵食品シュールストレミングを想像しているためか、
恐る恐る感がハンパないです。
 
岡本の感想から言えば、酸味は強いですが、咀嚼すると旨い!
酒の肴にぴったりです。
中には、「無理!」という学生もいましたが、
正直、食べる前の評判に比べたら、何てことはない、
いえ、むしろ、旨い!
 
自宅用にも買いましたので、週末を楽しみにしています。
決して、学生で味を試した訳ではありませんので、あしからず。
 
北海道にも飯寿司なる名産品があります。
これを機に、水産食品に一層の関心を持ってくれるといいのですが。