Q.このコは、だぁ~れ?
さて、今月のクイズ、このコは、だぁ~れ?
今回は、またまた岡本の好物、無脊椎動物です。
この色合いのこのコ、欲しかったので、
熱帯魚ショップに勤めている卒業生に、無理を言っていただいたものです。
このコの足盤です。
付着部と言った方が分かりやすいでしょうか。
水替えの時、ピペットで水流を吹き付けると吹っ飛びますので、
そこまで強固な力でくっ付いているわけではないようです。
このコの体柄部。
側面ですね。
緑色の粒々は、体内に植物プランクトンを住まわせている証でしょうか。
このコの口丘。
口の辺りになります。
顕微鏡ではここが限界ですが、
餌を捕食する時の動きを見てみたいものです。
口丘から伸びているもののアップ。
もっと倍率を上げると、毒針が見えたりもするのでしょうか。
このコは、餌を食べて成長すると、
時折、枝分かれします(=出芽)。
そして枝分かれした先は、
いずれ離れて独立します。
ヒント。
水槽に湧くと厄介者扱いされますが、
単独で飼育するとなかなかの魅力。
ブラインシュリンプを与えて触手で捕まえる様は、
垂涎ものです。(この感想が変態と呼ばれる所以か)
ネットで検索すると、
20匹で9千円だの、25匹で6千円だの出てきますが、
出芽で増やした先の妄想が膨らみますね。
前回の答え。
タコノマクラの仲間でした。
ボディに穴が開いているスカシカシパンの方が名前が有名ですが、
タコノマクラ自体、なかなかユニークなネーミングです。
棘皮動物で、ヒトデやウニと同じグループに属しています。
この仲間は、5放射相称が特徴で、
タコノマクラの模様を見ても、
5つのパーツでできていますね。
砂浜に殻が打ちあがっていることもあるようですので、
ぜひ、浜辺を散策してみてください。