Q.このコは、だぁ~れ?
さて、今月のクイズ、このコは、だぁ~れ?
今回は、久々に骨のある生き物です。
とはいっても、柔軟な身のこなしは、骨太な生き方には見えませんが。
このコの尾部です。
細長そうな体で、おおよそ候補が絞られそうですね。
このコの眼。
眼で物を見ているらしく、岡本が水槽からのぞき込むと、
餌をもらえるのかとニョロっと上を見上げてきます。
たまらん。
このコの吻端。
水槽にピントが合ってしまい、ちょっと見づらいですが、
鼻の部分は筒状の鼻管のようです。
きっと鼻はよいのでしょうが、
餌を吸い込むように食べるまでの徘徊ぶりに少々の疑問が湧きます。
このコの背鰭。
ずっと体躯に沿って繋がっています。
通常、魚は尾柄部から尾鰭までをクネクネさせて遊泳力を得ますが、
このコの泳ぎは蛇タイプ。
とても泳ぎが速いとはいえません。
最後に、ここを見ればピンとくる方もいるでしょうか。
胸鰭です。
ヒント。
学生や教員の皆さまに、「いつ食べられるんですか?」と聞かれますが、
岡本個人のペットです。
日本で、夏にどれだけ食べられているのでしょうか。
淡水のイメージが強いですが、
海で生まれ、川に帰ってくる回遊魚。
川に入らず、一生を海で過ごすものも多いらしいです。
鹿児島や愛知、静岡などが養殖産地として有名です。
前回の答え。
グリーンヒドラでした。
ヒドラはイソギンチャクやクラゲと同じく、刺胞動物の仲間です。
淡水に棲んでいて、自然界でアクアリストから注目されることはまず、ありませんが、
水槽に湧くと厄介者扱いされます。
エビ水槽なんかに湧いたら、根絶ものですね。
ちなみに、出芽という方法でどんどん増えるかと思いきや、
瓶で飼育している岡本からすると、なかなか繊細な生き物です。
時々、ルーペで拡大して観察しながらニヤついてますので、
そんな時は暖かい目で見守ってください。