ニュース&トピックス

自動車

A先生のつぶやき パート42

皆さんこんにちは。自動車工学科のAです。
先回に続いて、今日は何の日? 第2弾をお届けします。

米国の自動車メーカー フォード・モーター社はご存知ですね。
ヘンリー・フォードが1903年に設立した、世界を代表する自動車会社です。
そのフォード・モーター社から
1908年「フォード・モデルT」という自動車が発売された日が10月1日です。
日本では、「T型フォード」の通称で広く知られました。

1908年というと明治41年、日本ではまだ自動車は一般には普及されていない大変珍しい乗り物だった時代に、ベルトコンベアの導入、流れ作業による分業化、マスプロダクション(大量生産)方式により徹底したコストダウンを図るなど、また、販売後のアフターサービスの充実化で、現代の自動車産業の礎を築いた自動車でした。

1927年にその生産を終えるまで、約1500万台もの「T型フォード」が世に送り出されました。
その間は、「T型フォード」1車種しか生産しませんでした。また、大量生産とコストダウンを図るため、塗装は、黒1色のみ(黒は塗料の乾燥が一番早い)という徹底ぶり。その努力の成果として、全米の自動車の50%をフォード車が占めるという大会社になりました。

現在もその地位は健在ですが、日本における「フォード・ジャパン・リミテッド」が2016年を以って日本市場から撤退することを発表しています。100年以上続いた日本におけるフォード事業が幕を閉じることとなります。非常に残念で、寂しい思いです。

因みに10月1日は「国際コーヒーの日」にもなっております。
コーヒーを愛する私Aにとってはこちらも大きな意味を持っているかも・・・