忍路臨海実習・後半チーム~一日目&母川回帰
久々に、学生に嫉妬しました。
男子学生にです。
ポケットティッシュなる女子力の高いアイテムをさりげなく持っていることにです。
でも、持ちません。
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
さて、名簿前半組の実習は概ね良好に終わりましたが、
名簿後半組の臨海実習です。
場所は同じく、忍路の北大臨海実験所。
ウニの人工授精から開始です。
後半組では、馬場先生が担当です。
やっぱり、棘を散髪し、
殻径を測定し、口の部分にあるアリストテレスの提灯を繰り抜いたら、
薬品を入れて、
放卵放精を待ちます。
顕微鏡下で授精させ、
ここから生命の誕生。
細胞が分裂していく様子は前半組を参照ください。
岡本は毎年見ているせいか、
幾何学的な模様が美しい珪藻類が気になって、思わず写真を撮ってしまいました。
慣れって、ダメですね。
常に新鮮な気持ちを忘れずに。
発生を待つ間の後半組の学生の楽しみ方はというと、
謎のルールのルーレットによる、額にコメントゲームと、
やっぱり、釣り。
後半組は結構、自前の竿を持ってきていました。
この辺でお分かりかと思いますが、
後半組の夜は、雨。
誰でしょう。雨を連れてきたのは。
翌日の磯採集はどうなることやら。
一方、岡本の楽しみである灯火採集をやりたいと希望した学生は、
結構ハマってくれたようで、
コペポーダやカニのメガロパ幼生、白いヒラムシなどが捕獲できました。
夜遅くまでみんなで楽しいトークを繰り広げる中、ここからは、
母川回帰~2014年3月卒DKくんと2013年3月卒THくん~
そう。
忍路で臨海実習をしているうわさを聞きつけ、
卒業生が2人、駆けつけてくれたのです。
2014年卒のK部くんは卒業後、土木会社に勤め、
マグロの養殖を経験した後、現在はまた、土木の仕事をしています。
一方、2013年卒のH谷くんは卒業後、車関係の仕事に就き、
現在は土木の仕事をしています。
世代の違うこの2人。
同じ会社の先輩後輩でもあり、
この日は降雨のため、現場仕事がなくなったということで、
馳せ参じてくれたのでした。
2人とも久しぶりに会いましたが、元気そうで安心しました。
特にH谷くんは久しぶりで、なんか、見た目がヤンキーっぽくなってました(笑
でも話してみると、社会人として成長していること、
人生での失敗や成功の経験を積んでいること、
学生時代の後悔、色んな話が聞けて、とても嬉しくなりました。
2人とも、色々あって今は魚ではない道を選んでいますが、
カギセンで過ごしたことを懐かしく思っていてくれているようでした。
岡本自身が魚ではない道を経験してきていますので、
頑張って人生を選択していく道のりは魚でなくても応援しています。
果てしなく機会が少ないでしょうが、
また2人で休みになる日、ぜひ飲みに行きましょう。
さて、翌日の磯採集はできるのか。
ご報告は後日。