ニュース&トピックス

バイオ

実は、とても重要な水分定量の実験

こんにちは
バイオ学科の山崎です。
 
2年生の授業も始まり
先日、食品専攻 最初の実習では
食品中の「水分の定量」を行いました。

 
この実験は、加熱乾燥前後の試料の重量を測定して
減じた量を水分とするので、操作自体は簡単ですが
 
器具の取り扱いだけではなく
サンプルの採取の方法や

風袋、恒量、精秤を意識した測定

有効数字を考えた計算

 
そして、久しぶりにチームワークが試されました。

ただ加熱乾燥するだけ・・・ と、あなどらないでください。
水分は、食品分析における最も基本的な分析項目の1つなんです。

水分含量の違いで“ごはん”と“おかゆ”でカロリーが異なり、
 
パンのモチモチ感は水分含量に違いがあり、
 
そして何と言っても 
 
食品の栄養成分の表示では
炭水化物が、水分やタンパク質や脂質などの
差し引き計算で求められているため
 
水分定量の正確さが、熱量(カロリー)にも大きく影響します。

2年生の実習は、1日通して行われるので
疲れているかなぁ と気になりましたが
 
そんな心配は全く(!?) いらないようでした。