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海洋生物

燻してみました

インターンシップに行った学生が「当社の社員のいい所はどこか」と聞かれたらしいので、
「私のいいところは?」と聞いてみると、
「昆布をくれる所♪」と言われました。
いいとこ無いんでしょうか・・・
 
 
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
 
 
さて、先日、2年生は、水産食品学の一環で、
実習室で色んなものを燻してみました。
魚が好きな学生がたくさん入学してきますが、
水産食品関係に就職していく学生もたくさんいますので、
食品学は学科の中では結構、重要だと思っています。
(学生の意見は分かりませんが)
座学の授業ですが、ごく稀に、実習してみることもあるのです。

フライパンにアルミを敷き、その上にチップを撒きます。
昨年はサクラでしたが、今年はヒッコリーにしてみました。
チップの種類によって、肉に合ったり魚に向いたりするようなので、
興味のある方はお調ください。


最初に、竹輪と刺身用タコを燻してみます。
本来、燻製は古くからある食品保存法の一つなのですが、
現在流通しているスモーク製品も、保存よりは調味の色合いが強いものが多いので、
今回の実習も、加熱と風味付けに留めています。
フライパンの、なんちゃって燻製ですが、
種類でいうと熱燻になるのでしょうか。
 

タコと竹輪を切ります。
「一口サイズで」と言ったのですが、人によって一口サイズが違うようです。
I田君。それは一口サイズではなく、ブツ切りといいます。


切った刺身用タコをつまみ食いしようとしているのではなく、
 

ハーブ入りソルトで味付けをしているところです。
毎年、調理実習と勘違いする学生がいますが、加工実習であることをお忘れなく。


点火して、竹輪から燻します。
燻している間、調味したタコに味が馴染むのを待ちます。
そして、煙が出るので、窓は全開。
この日の天気は、雪。
白衣では風邪をひいてしまいますので、外着の格好で実習です。
 

燻し終わった竹輪。
かりんとう?みたいなことになっていますが、学生のコメントは「結構、美味しい!」
 

続いて、タコ。
学生の評価はかなり高かったです。
サケ不漁のため、今年初めてタコにしてみましたが、
学生の評価どおり、本当に美味しかったです。
 

続いて、カラフトシシャモ。
今年の発見としては、シシャモ嫌いがいたことでしょうか。
美味しいのに。
人生の10分の1くらい損してますよ。
 

 

岡本的には、ふつうに焼くより美味しかったですが、学生たちはどうだったのでしょう。
 
最後に、

タラコです。燻すと、
 

もはや食材当てクイズに使えそうなほど原形がありませんが、


上手い上手いと食べていました。
  
 
今年は、水産物がお高めということで、
教職員の先生型方に試食していただくことは出来ませんでしたが、
実習自体は上手くいったのかなと思います。
来年は、本来獲れるべき魚介類たちが、
本来獲れる量だけ水揚げされるといいなぁと思います。
学生たちにも、水産加工品の魅力が少しでも伝わっていればいいのですが。