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自然環境

「知床実習4日目」

またもやすっかり間が空いてしまいました。
 
1日目
2日目
3日目その1
3日目その2
 
 
【20170622】
 
この日は道東に多い『ラムサール条約指定湿地』ツアーを敢行しました。
 
ラムサール条約、皆さんも耳にしたことはあると思います。

 
正式名称は
『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約』
といいます。
イランのラムサールで採択されたのでこの名前で呼ばれています。
長ったらしいですからね。
水鳥に限らず、湿地はあらゆる生物たちの生息地として重要な役割を果たしています。
 
前半3日間は教わる立場でしたが、この日は『伝える立場』になってもらいます。
それぞれ回る予定の湿地を分担して下調べをし、資料を作ってもらいました。
そして担当湿地でレクチャーしてもらいます。

 
 

ヒオウギアヤメやエゾスカシユリ咲き乱れる美しい原生花園の風景を……
 
ってイメージしていたのですがこの日は大荒れ。カモメも前に進めずちょっとバックするほどの強風と雨。

 
むしろ荒涼とした感さえ覚えてしまいました。
美しいだけが自然ではありません。
 

あまり長くは表にいられず、ネイチャーセンターめぐりみたいになってしまいましたが、学生はそれぞれ担当の湿地に関してよく調べてガイドをしてくれました。
『伝える』ことの大切さとむずかしさ、体験していただけたでしょうか。
 
 

あっ!タンチョウいた!
 

霧多布湿原ではワタスゲが一面に白い綿毛を広げていました。
地元の方の話だとここ数年にない当たり年だそうで。
霧雨の中柔らかな綿毛を広げる姿がとても美しかったのですが、三城の残念な写真技術じゃ伝わらない。
 
伝えるって難しい……