分析実習での出来事
2年生の科目に「分析化学実習」があります。
食品の成分や 環境中の化学物質について
100g中にどれくらい含まれているかなど、定量分析をします。
今回は、分析の基本操作として
「硫酸の重量分析」を行いました。
硫酸が含まれている試料に
指示薬などを加え
加温しながら、塩化バリウムを加えていきます。
塩化バリウム → 硫酸バリウムにして
ろ過をして、その沈殿を回収し
最後、ルツボ内でろ紙ごと焼き入れたところ
突然、大きな“叫び声”と“笑い声”が!
布巾の上に 熱くなった“ルツボのふた”を置いたようで
きれいに焼け抜けてしまいました。
ケガはなく、今回は笑い事で済みましたが
もちろん、いつもそうとは限りません。
2年生ともなると、実験に慣れた様子も見られますが
危険と隣り合わせ だと思って
「これをしたら、どうなるか」
「どんな危険性が予想できるか」など
リスクアセスメントが考えられるように
なってもらいたいです。
そして、1年生に伝える意味でも
この布巾は、実験室に残っていますが
どうして 布巾がこんなことになっているのか
不思議で仕方がなかったようです。