溶接実習
こんにちは。なへ先生です
最近、颯爽とロードバイクで通学する学生さん増えましたねー。
極限まで無駄を省き、走り優先で軽量化されたロードバイクの機能美。。
カッコイイですね!
ロードバイクはスタンドがついていないので駐輪所では置く場所を
選ぶのがネック。そこで、自動車工学課のアーク溶接実習で
「バイク・スタンド」作ることにしました。
設計図通りの寸法で鋼材をカット!材料がパーツになっていきます。
いざ切ってみると。。「あれ?考えていた寸法より2ミリ短いぞ??」
そうです。鋼材をカットする「高速カッター」は材料を高速で回転する砥石で削りながら
切っていくので、その歯の厚み分火花になって無くなっていく事を考えておかなきゃなりません。
紙をハサミで切るようにはいきません。
もう一度新しい材料から切り出しします。
前回の失敗を活かしたはずが、今度は長すぎた?!サンダーで削って微調整。
正確な作業がなくては、良い材料も部品にならない事を学びました。
これってお料理と一緒ですね。
バリ落としも大切な作業
安易に既製品を買わずなるべく自分で作る!これぞクラフトマンシップ!
部品が出来たら溶接作業へ。今回は殆ど溶接作業は初経験。何度も端材で練習しました。
切断や、溶接作業には、様々な危険が付きまといます。技術とは危険を理解し、安全を確保
した上に成り立つもの。学生さんの表情は、笑顔から真剣な眼差しに変化していきます。
この真剣な時間だけが「経験」と呼べる。
1人では見つけられないミスも仲間がいれば発見できる。
仲間へ指摘することは、自らの学習ともなり、
仲間への信頼が自分の自信に繋がる。
この後完成までの写真を撮り忘れてしまいました。。。
工場から台車で本校舎へ移動します。
到着~!
よく見ると高さもばらばら、様々な形があるのも個性??
本校の特設ギャラリーにて学校祭でも展示しました。
フレームが傷つかないようにスポンジパイプを被せたり、支柱部分にワイヤー錠を
取付できるように工夫しました。唯一失敗はその塗色。なへ先生の調合失敗により
メタリック錆オレンジ色になってしまった。。。錆は目立たんが。。
工作作業精度は整備の作業にも共通します。また、集中力が途切れると怪我をする事に繋がり、
みんなにも迷惑かかります。共同作業には「個人の性格や気分に影響されてはならない領域」が
ある事をみんなが学びました。
完成してあらためて、手作りっていいですね。暖かみがあって飽きが来ない。
失敗を「次回に活かせる楽しみがある」のも、お料理と一緒でしょうか?