乗船実習
こんにちは。海洋生物学科の馬場です。
さて、先日、2年生は積丹へ乗船実習に行きました。
1年生の時に小型船舶操縦士の学科試験の勉強をしていましたが、
船に乗るのは初めての学生もいるかもしれません。
札幌から2時間半ほどで現地に到着しました。
さっそく講師の先生の説明を受けます。
海には危険が付き物です。今日の調査実習でも事故が起こるかもしれません。
そこでグループごとに「どんな危険があるか」「その対策」「今日の目標」について話し合いました。
みんなまじめに話し合っていますね。
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昼食を挟み救命胴衣を着て海へ向かいます。
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山に囲まれた漁港は、忍路の臨海実習を思い出します。
今にも崩れ落ちそうな岩肌ですね。
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歩いて5分ほどで船に到着。さっそく乗り込みます。
揺れやすく段差があるので気を付けて乗ります。
片側に大勢が乗ると傾いてしまうので左右均等に分かれます。
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乗り込んだら出航です。目指すは岩山の裏の磯。あっという間に港を離れてしまいました。
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この日は波も穏やかで乗りやすい日でした。船に乗ると潮風が気持ち良いですね。
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磯に着いたらどんな生き物がいるか観察します。
黄色い四角の枠は、その中にいる生物がどれくらいいるかを調べるためのものです。
枠の中のある生物の数が枠全体の何割かを調べ、それをノートに書き込みます。
それをもとにこの岩礁にどれだけの生物がいるかを割り出します。
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いくつかの班に分かれて調査を行います。
枠にも種類があり、流されにくい鉄の枠や軽くて持ちやすい塩ビ管の枠があることを教わりました。
一見狭い範囲に思えますが、やってみるとなかなか広いです。
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磯の調査が終わると帰りの船で海水の採取の方法を教わります。
これはバンドーン採水器。採取したい水深の水のみを採取できる優れものです。
まずは水深を測り、それをもとに採取したい水深まで採水器を下します。
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採水器を引き上げ、水を採取します。
揺れる船の上では立っているのも大変です。
私は写真を撮るのに苦労しましたが、水を採取する学生はもっと大変だったでしょう。
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2年生は2月のワカサギ釣りまで校外実習はありません。この間もたくさん勉強しましょうね。
今年度は半分が過ぎ、学生生活も残すところ半年となりました。
入学当初から成長した部分や、伸び代がある部分がたくさん見られます。
就職が決まった学生もこれからの学生も、残り半年で共に成長していきましょう。