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海洋生物

臨海実習(名簿前半組)その2

イライラしたらカルシウムを摂れと言いますが、
おやつに煮干しを食べている場合、どうしたらいいのでしょう?
 
 
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
 
 
さて、臨海実習に来た1年生の名簿前半組。
一夜明けてウニの発生の続きを観察したら、
待ちに待った(?)磯採集。

 
学生たちは海藻の種類にも、動物の種類にも詳しくはありませんから、
課題は「自分の思う紅藻・褐藻・緑藻を1種ずつ採取」と、
「~動物門を3つ以上採集」にしてみました。
 
海藻は乾燥標本にして、後日、同定します。

見た目の色がいかに適当なのか、その日に分かる事でしょう。


動物はみんな得意分野と見えて、結構採集してきました。
水産動物学で習った分類門も結構あったので、
イメージがつきやすかったのかもしれませんね。
 
お昼からは、おたる水族館へ移動。


飼育係のお姉さんは、美しいだけではなく、
興味を引く話術を持っているらしく、お話に聞き入ってしまいました。


サメとエイの違いなどを説明していただき、


ネズミイルカの貴重さを知り、いざ、バックヤードへ。


サメの卵(抜け殻)を触らせていただいたり、


何か巨大な魚でも飼育できそうな濾過槽を見たり、


押すなよ、がシャレにならないような大きな水槽を見下ろしたり、


サメ肌を体験させてもらったり、


棘皮動物天国(ウニ・ヒトデ・ナマコ)を見たり、
 
バックヤードはいつ見ても楽しい場所です。
 
最後に特別に、

水族館の概要や、ろ過システムなどを教えていただきました。

名簿前半組の実習の様子は、
腹立たしい事あり、残念な事あり、意外な発見あり、
微笑ましい出来事ありと様々でした。
 
まだまだ、社会に出るまで成長する時間があることが希望といったところでしょうか。
一体、この学年はどのような変化を遂げるのか、
長い目で見守りたいと思います。
 
そして、半月後の名簿後半組は、いったいどのような表情を見せてくれるのでしょう。