秋の自然観察実習
晴れた! と思ったら 突然雨が降ってきたりと
“何とか”と秋の空 で
変りやすい 空の様子を伺いながら
今年も1年生が自然観察実習に行ってきました。
円山まで歩いて行く途中
街路樹“ヤマボウシ”の赤い実に立ち止まり
「実は食べられる」と聞いた学生は
「甘い?」「食べてみたい!」「食べたらダメ?」と
目的地に着く前から、テンション高めです。
秋の実習テーマは、「植物の特徴 ~種子散布編~」です。
種子の散布様式には種類があり
風散布や水散布、動物散布には付着型や貯食型などがあります。
“サワグルミ”は
小さな2枚の苞葉を使った風散布タイプで
渓流に落ちれば、水散布も行うそうです。
“ウマノミツバ”や“キンミズヒキ”などは
動物などの体表に付着して運ばれる、付着散布型です。
“ブナ”や“カツラ”などは
種子だけではなく、特徴的な葉の形も観察しながら
(ブナの葉:上 と種子が入っていた殻斗:下)
レポート用サンプルの採取と、説明のメモを取りました。
途中、学生が切り株の根元で、何かの卵を発見!
ナメクジの卵らしいです・・・。
更に別な場所では、みんなでのナメクジ探しが始まり・・・
(ざわっと注意!)
うゎ・・・ と思っていたところで
救世主! エゾシマリスに会えました。
ヒトに慣れているのか
近くまで来てくれたリスをしばらく鑑賞し、充分に癒してもらいました。
「終わり良ければ すべて良し!」
ということで なんとか無事実習を終えました。