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海洋生物

水産食品学でサケフレーク作り

今年は、入学体験会に来てくれる高校生から、
「ブログ、読んでます」と声をかけてもらうことが多い年です。
主に在学生や卒業生に向けて発している言葉ですが、
高校生にも伝わっていることがあると思うと、嬉しくなります。
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
さて、先日、海洋生物学科の2年生は、水産食品学の一環で、
サケフレークを作りました。
 
ここ数年、日本に回帰するサケが少なめなのですが、
サケフレークにするサケも少々お高めでして、
質は申し分ないけど、超高級サケフレークになること確定の実習でした。
 
まず、加工の工程から説明を受けます。

「調理」実習ではありませんので、ちゃんと理屈を理解しないと変なことになります。

サケの半身。
大きいので、学生達も興味津々です。
切り身にしたら、蒸します。


割り箸をはさむのは、重ねると身と皮がくっつくから。
一工夫ですね。

蒸しあがったら、

皮と血合と小骨を綺麗に取り除きます。
サケフレークに皮は入れませんし、血合が入っていると色合いが悪くなりますし、
でっかい骨でも入っていると、お客様相談センターに苦情の電話が来てしまいます。
 

身だけにしたら、フライパンに移して水分を飛ばします。
 
グルタミン酸や塩、サラダ油で調味します。
身の量に対して調味料の分量が決まります。
 
最後に容器に詰めます。

脱気と滅菌が終わったら、完成。

自分達で味見したり、職員室で先生方に味見していただきました。

調味料の分量は同じはずなのに、班毎に微妙に塩気が違ったりはしましたが、
とても美味しいサケフレークが出来ました。
 
岡本も1瓶いただいて、おにぎりにするのももったいなくて、
酒の肴にしています。
 
実習の様子を見ていると、班員で楽しそうにできていたかなと思います。
後片付けまで協力していたし。
 
次は、蒲鉾作り。
「擂り」の工程は大変ですから、今から腕立て伏せでもしていてください。