「景観バスツアー(西区・手稲区編)」に参加してきました♪(前編)
~みなさん、こんにちは!
建築技術学科のIです。
すっかり朝晩は寒くなりましたね~。
風邪など引いていませんか?
私は咳だけ2週間くらい続いております。
歳のせいか、治りが遅いです。笑
皆さんも風邪には気をつけくださいね。
さて、今回のブログは、一般社団法人北海道建築士会札幌支部さんが主催されました「札幌市の景観バスツアー(西区・手稲区編)」に参加した時のことを書きたいと思います。
写真を沢山紹介したいと思いますので、前編・後編に分けて紹介いたしますね。
まずは集合場所から。
「琴似屯田兵村兵屋跡(旧133番清野家」(国指定文化財)
地下鉄琴似駅から徒歩3分くらいのところにあります。
この建物は、入植時の第133番兵屋が建っていた場所に昭和47年に修理・復元されたものです。
こんな都会の真ん中に国指定文化財があるとは知りませんでした。
主催者の挨拶のあと、今回のツアーの講師であります北海道大学名誉教授の角幸宏先生からご挨拶です。
先生は、「札幌の建築探訪」や「日本近代化遺産を歩く」などの著者でもあります。
どんなお話が聞けるか楽しみですね♪
「角先生、今日一日よろしくお願いします!」
では、建物内に入って行きましょう。
今回の参加者は合計52名おりましたので、一度には入りきれません。汗
なので、私と一緒に参加した学生T君はあとから入ることにしました。
その間、柾葺き屋根(まさぶきやね)を見ていました。
1800年代、開拓者が入植し始めたのと一緒に本州から持ち込まれた屋根です。
では、中に入ってみましょう。
縁なしの畳や囲炉裏があります。
今では北海道の住宅には見られない様式です。
小屋組は、なんと、洋式・キングポストトラスのトラス構造が採用されています。
この時代においては先駆け的な存在だったのでしょうか。
さて次の建物まで徒歩で移動します。
今度は琴似神社内にあります。
「琴似屯田兵屋(旧140番佐藤家」(道指定文化財)
先ほどよりも移転年月が古く、昭和39年に現在の位置に復元されました。
写真では分かりにくいですが、かなり古さを感じました。
ただ、屋根は雅葺き屋根ではなく、板金屋根でした。
内部の様子。
写真は開拓者のみなさんでしょうかね。
土台は石の上に乗っていましたが、場所によっては浮いています。(ビックリ!)
大丈夫なのでしょうか?
続いて、琴似神社境内にある「奉安殿」です。
戦前の学校に必ず設置されていた施設で、奉安所や奉安庫とも言われます。
この奉安殿は戦後旧琴似小学校から境内に移設されたようです。
次はバスで移動します。
サッポロ珈琲館本店(旧北海道工業試験場第二庁舎)
北海道工業試験場の第二庁舎として昭和20年代に鉄筋コンクリート造により建てられたものです。
現在は、サッポロ珈琲館本店として再利用されています。
時代を感じさせる手すりですね。
階段は非常に上りやすかったです。
管類がむき出しの状態ですが、天井が高いため圧迫感がありません。
分電盤のプレートです。
設置年月は昭和15年1月??
次はれんがの館ですが、続きは後編で紹介いたします。
お楽しみに~。