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海洋生物

臨海実習(名簿後半組)その1

イライラしたらカルシウムを摂れと言いますが、
おやつに煮干しを食べている場合、どうしたらいいのでしょう?
 
 
 
お元気ですか。海洋生物学科の岡本です。
 
 
 
さて、名簿前半組から半月ほど経った頃、名簿後半組が臨海実習に行ってきました。
毎年、半月ほどのブランクがあるため、
天気や海の様子、ウニの成熟具合も前半組とは異なります。
出たとこ勝負、行ってみないと分からないところが、
大変でもあり、面白くもあり。
なんか、そういうところが水産っぽいなと岡本は思います。

臨海実験所の外、海の様子。
前半組はベタ凪でしたが、今回は少し、風と波があるようです。
岡本個人のメインイベント、夜間灯火採集は上手くいくのでしょうか。
 
と、その前に、天気とは無関係の室内実習から。


 
顕微鏡のセッティングが終わったら、


 
前半組と同様に、ウニの棘をハサミでカットしていきます。


  
殻径をノギスで測定したら、いよいろ、人工授精。
毎年、後半組は時期が遅めで、放卵と放精が上手くいくのか気が気ではありませんが、
今年は雌雄の数も同じくらいで、上手くいきました。
 

 
この後、正常発生が進むまでは安心できませんが、

ちゃんと受精したようです。

 
スケッチもちゃんと出来てますね。
生物屋さんは、スケッチをしてなんぼ。
美術的センスを問うている訳ではなく、
生物の特徴を捉える観察眼を養うためです。
2年生になったら、一杯スケッチしますよ。
 
そして、夜。


観察の合間に自由時間として、学生たちは夜釣りに行きました。
静かな港町なので、学生たちも静かに釣りを楽しみます。
岡本のお楽しみは、


少しうねりがあったため、思ったほどの成果はありませんでしたが、
ゾエア幼生やクーマなど、数種のプランクトンがゲットできました。
 
一晩睡眠をとったら、水族館の見学です。
翌日はどんな一日になるのでしょう。